【お金の勉強ノート⑩】インフレとは?物価が上がると、お金の値打ちはどうなるのか

スーパーの棚に並んだ果物と値札 投資

インフレは「お金の価値が下がること」と説明されます。でも、それだけだと、少し分かりにくく感じます。

今回は、同じお金で買えるものが、どう変わるかで考えてみます。

同じ1,000円でも、買えるものが減る

たとえば、1個100円のパンなら、1,000円で10個買えます。そのパンが1個125円になると、同じ1,000円で買えるのは8個です。

財布の1,000円が消えたわけではありません。でも、パンと比べると、1,000円で買える量は減りました。これが「お金の価値が下がる」という意味です。

実際のインフレは、パンひとつの値上がりではなく、いろいろな物やサービスの値段が、全体として上がり続けることです。すべてが同じだけ値上がりするわけではありません。

物価の動きを見る代表的な数字が、総務省の「消費者物価指数」です。いろいろな物やサービスの値段を、まとめて見ています。

なぜ、物の値段が上がるのか

大きく分けると、次のような理由があります。

  • 買いたい量に、売る量が追いつかない:多くの人が買おうとして品物が足りなくなると、値段が上がりやすくなります。
  • 作ったり運んだりする費用が増える:材料や燃料、人件費などが上がり、その分が商品の値段に反映されることがあります。
物価が上がる2つの理由(買いたい人が増える、作る費用が上がる)を示した図解

円安で輸入する材料や燃料が高くなることも、値上がりの理由になります。実際には、いくつもの理由が重なることがあります。

預金が増えても、買えるものが増えるとは限らない

たとえば、100万円を年1%で預けると、税金を考えなければ1年後は101万円です。

でも、今100万円で買えるものが、物価上昇で102万円になっていたら、利息が付いても足りません。これが「インフレ負け」といわれる状態です。数字は説明のための例です。

ただ、預金には、日々の支払いや急な出費に使いやすい役割もあります。インフレに弱い面があることだけで、不要になるわけではありません。

暮らしへの影響は、収入の増え方でも違う

物の値段が上がっても、それ以上に収入が増えれば、暮らしへの負担は違います。反対に、収入が変わらないまま生活費が上がると、同じ買い物をするだけで、手元に残るお金が減ります。

借金も、収入が増えて、返す金額が変わらなければ、負担が軽くなる場合があります。ただし、収入が増えなかったり、変動金利で利息が増えたりすれば、返済が苦しくなることもあります。

ひとことまとめ

インフレは、物の値段が全体として上がり続け、同じお金で買えるものが減っていくこと。

「お金が何円あるか」と「そのお金で何が買えるか」を分けると、少し分かりやすくなりました。

参考:総務省統計局「消費者物価指数」 / 日本銀行「金融政策の概要」 / 全国銀行協会「景気・物価・為替と金利の関係」

※勉強したことのメモです。投資や借り入れをおすすめするものではありません。

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