「金利が上がると、株は下がりやすい」という話を、よく聞きます。
今回は、その理由を勉強したので、メモします。
まだ勉強中なので、間違いがあれば、あとで直します。
先に、理由を3つに絞ると、次のとおりです。
- 会社が払う利息が増えて、利益が減りやすくなる
- 預金や債券の利息が増えて、株より魅力的になる
- 将来の利益の「今の価値」が下がる
わかりやすくするため、この記事では、税金は考えないことにします。
理由その1:会社が払う利息が増えて、利益が減りやすくなる
多くの会社は、銀行などからお金を借りて、事業をしています。
工場を建てたり、お店を増やしたりするのに、お金が必要だからです。
「会社が借金して、大丈夫?」と思うかもしれません。
でも、お金を借りて事業を広げるのは、ごくふつうのことです。
ここで、金利が上がると、どうなるでしょうか。
たとえば、ある会社が、銀行から10億円を借りているとします。
- 金利が年1%なら、1年に払う利息は1,000万円
- 金利が年3%なら、1年に払う利息は3,000万円
同じ10億円を借りていても、払う利息が、年に2,000万円増えます。
その分、会社に残る利益が、減ってしまいます。
すでに借りているお金の金利は、すぐには変わらないこともあります。
ただ、借り直したり、新しく借りたりするたびに、高い金利になっていきます。
借りているお金が多い会社ほど、影響は大きくなります。
利益が減りそうな会社の株は、人気が下がるので、値段も下がりやすくなります。
理由その2:預金や債券の利息が増えて、株より魅力的になる
株は、金利だけでなく、会社の業績や景気、ニュースなど、いろいろな要素で、値段が上がり下がりします。
一方で、預金や債券は、株のように、いろいろな要素で動くのではなく、おもに金利で、もらえる利息が決まります。
(債券とは、国や会社にお金を貸して、利息をもらう仕組みのことです。)
たとえば、100万円を預けたとします。
今の大手銀行(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の普通預金は、年0.4%です。
(2026年10月現在。11月2日から、年0.5%になる予定です。出典:時事ドットコム(2026年6月16日)、Impress Watch(2026年9月20日))
- 金利が今の年0.4%なら、1年でもらえる利息は4,000円
- もし、金利が年1%に上がったら、1年でもらえる利息は1万円
同じ100万円でも、金利が上がると、もらえる利息は2.5倍になります。
株の配当と、くらべてみましょう。
たとえば、ある株の配当が、年2%だとします。
預金の金利が年0.4%なら、配当のほうが、ずっと魅力的です。
でも、預金の金利が上がって、年2%に近づくほど、その差は縮まります。
しかも、預けたお金は、基本的に減りません。
すると、「株でリスク(値動きの大きさ)を取らなくても、預金や債券で十分」と考える人が増えます。
株を売って、預金や債券に移す人が増えると、株の値段は、下がりやすくなります。
理由その3:将来の利益の「今の価値」が下がる
株を持っている人は、その会社が将来かせぐ利益を、配当などの形で、受け取れます。
資産運用の観点で考えると、「1年後にもらえる100万円」より、「今すぐもらえる100万円」のほうが、うれしいと考えます。
今のお金なら、銀行に預けたり、債券などに投資したりして利息を増やせるほか、株式などに投資することで将来のリターンを早く得ることもできるからです。
たとえば、利率が年5%なら、今の約95万円を預けると、1年後に100万円になります。
つまり、1年後にもらえる100万円は、今の約95万円と同じ価値です。
金利が年1%なら、今の約99万円と同じです。金利が高いほど、将来にもらえるお金の「今の価値」は、小さく見られます。
株の値段は、「会社が将来かせぐ利益への期待」で決まる部分が大きいので、金利が上がると、株の値段は下がりやすくなります。
特に、「これから大きく利益が伸びる」と期待されている成長株は、利益が遠い将来に偏っているので、金利の影響を受けやすいといわれます。
いつも、そうなるとは限らない
ここまでが、教科書的な説明です。
ただ、実際の株価は、金利以外の要因でも大きく動きます。
たとえば、次のような場合があります。
- 景気がよいときの利上げ:会社の利益が伸びていれば、金利が上がっても、株が上がることがあります
- すでに織り込まれていた場合:利上げが前から予想されていると、発表の時点ではあまり動かないことがあります
- 業種による違い:銀行や証券会社のように金利が上がると、利益が増えやすい業種もあります
まとめ
金利が上がると、株は、次の理由で下がりやすくなります。
- 会社が払う利息が増えて、利益が減りやすくなる
- 預金や債券の利息が増えて、株より魅力的になる
- 将来の利益の「今の価値」が下がる
※勉強したことのメモです。投資をおすすめするものではありません。

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