大人の遠足前夜?ゴルフ前日に目が冴える、あの幸せな脳内ラウンドの話

ゴルフ

明日のゴルフを思うと、なんだか胸が高鳴って、夜もソワソワと落ち着かなくなるんです。 普段は「ああ、そろそろ寝なきゃな…」と、少し億劫な気持ちで布団に潜り込むのに、ゴルフの前日だけは、世界が輝いて見えるほどちょっと違う。 「明日のために早く寝たい」のに、「楽しみすぎて目が冴えてしまう」——そんな、なんとも言えず心地よい、不思議なテンションに包まれるんです。

家で明日の準備をしている時間も、すでに私にとってはゴルフの一部。 クローゼットからお気に入りのウェアを選び出し、シューズをキュッキュッと軽く磨き上げ、キャディバッグの中のクラブの本数を指差し確認。 あとはボールの在庫、ティーの本数は足りているか……正直、そんなものはラウンド中にどうにでもなることなのに、なぜか細かいところまで完璧にしておかないと気が済まないんですよね。

結局、一通り準備を終えて満足感に浸り、 「よし、明日は最高のスタートを切るぞ!」と意気込みながら布団に入るわけですが…… ここからが本番、なかなか寝つけない(笑)。

目を閉じると、頭の中で勝手に明日のラウンドがスタートしているんです。 「1ホール目のティーショット、確か右サイドが浅いOBだったよな…安全策でドライバーじゃなくて5番ウッドにしようか」 「あのショートホール、ピン位置にもよるけど、だいたい150ヤードくらいだったっけ?」 「今日こそは3パットだけは絶対にしないぞ…そのためにはファーストパットの距離感が鍵だな」 寝ようとすればするほど、鮮明になるコースの景色と、止まらない脳内シミュレーション。

以前、ゴルフ仲間からこんな話を聞いたことがあります。 「夜中に一度目が覚めちゃったらさ、もう明日が待ち遠しくて、そこから一睡もできなくなっちゃって。結局、まだ薄暗い早朝から、家のパターマットで延々と練習してたよ(笑)」 その話を聞いたとき、「ああ、自分だけじゃないんだな」と、なんだかホッとしたのを覚えています。

まるで子どもの頃の遠足前夜。 日々の忙しさや責任の中で生きる大人になっても、こんなにも純粋に「明日が楽しみ!」と心から思える瞬間があるって、実はものすごく貴重で、幸せなことなんじゃないかなって、ふと思いました。

もちろん、スコアが良かったかどうかは、翌日になってみないと分かりません。 突然の雨に見舞われるかもしれないし、信じられないようなミスを連発して、プレーがボロボロになることだってある。 でも、そんな結果の不確かさすらも超えて、「明日また大好きなゴルフに行ける」という、ただそれだけで、すでに心は満たされていて、ちょっとした幸福感に包まれている。

コースへ向かう道中、仲間と交わす何気ない会話、そしてこの、胸躍る準備の時間や、興奮でなかなか寝つけないソワソワした夜も含めて。 ゴルフって、そのラウンドに至るまでのプロセス全部が、かけがえのない楽しみなんだなと、最近あらためて感じています。

あなたは、ラウンド前日の夜、どんな気持ちで過ごしていますか? もし同じようにソワソワしていたとしても、大丈夫。きっとあなただけじゃなく、日本のどこかで、世界中のどこかで、同じように胸をときめかせているゴルファー仲間がいますよ。

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