ミスを引きずらない!ゴルフスコア安定の秘訣は「1打リセット」のメンタル術

ゴルフ

昔の僕は、たった1ホールの大きなミスで、その日のゴルフすべてを台無しにしてしまうタイプでした。 「あー、もう今日はダメだ…」 まだハーフも終わっていないのに、心の中は完全に諦めモード。 ティーショットが右の林に消えれば、そこからドミノ倒しのように流れもメンタルもガタガタと崩れていく。 犯したミスに対するイライラが消えず、それが次のショットにも悪影響を及ぼす——そんな負のループから抜け出せないことばかりでした。

でも、最近になって、少しずつですが、そんな自分から変わることができてきました。

ミスをしても、うまく気持ちを切り替えられるようになった理由はいくつかあります。 中でも特に大きかったのは、「スコアを、その日のプレーと判断の結果として真剣に振り返るようになったこと」かもしれません。 以前は、「ナイスショットだった!」「気持ちよく振れた!」といった感覚的な満足がプレーの中心で、スコアはその日の「おまけ」程度の認識でした。 でも今は、「あの場面でどんな判断をしたか」「どのホールで踏みとどまれたか、あるいは崩れずに済んだか」が、良くも悪くも正直にスコアという結果に表れるのだと、深く実感しています。

特に大きな変化があったのは、ティーショットに対する考え方です。 以前の僕は、ドライバーを握ったら「とにかく全力で振る!誰よりも遠くへ飛ばす!」ということしか頭にありませんでした。 ボールが彼方へ飛んでいけば最高に嬉しいし、大きく曲がってOBになっても「まぁ、仕方ないか」と、ある意味では開き直っていたんです。 しかし今は、まずホール全体を冷静に見てから、「このホール、本当にドライバーを持つ必要があるだろうか?」と、一旦自分自身に問いかけてから構えるようになりました。 無理に飛距離を求めず、状況によってはアイアンで確実にフェアウェイに刻むことも、重要な選択肢の一つとして考えられるようになったのです。 その結果、致命的な大叩きが明らかに減り、スコアも以前よりずっと安定するようになりました。

もちろん、今でもミスはしますし、カッとなったり、イラッとすることはあります。 でも、「じゃあ、この状況から次どうする?」と、瞬時に思考を未来に向けられるようになったのは、自分にとって非常に大きな進歩です。 たとえばOBを打ってしまっても、過去のミスを引きずらずに次の暫定球や前進4打に集中できるようになったり、バンカーで一度で出なくても、「ここで変にムキになって傷口を広げるのは避けよう」と、冷静に自分の感情をコントロールしようと努められるようになりました。

いつしか、ゴルフって「いかに平常心を保つか」というメンタルの練習のような側面があるんだな、と感じるようになったんです。

こうして振り返ってみると、 スコアが安定し始めたのは、ショットの技術が劇的に向上したというよりも、この「切り替える力」が少しずつ身についてきたからなのかもしれません。 闇雲に飛距離を追い求めることよりも、まずは大崩れしないこと。 そして、どんな状況でも一打一打を大切にし、終わったことは引きずらずにリセットすること。 ゴルフというスポーツから、そんな日々の生活にも通じる大切なことを学んでいる気がします。

あなたは、ラウンド中にミスをした時、どのように気持ちを切り替えていますか? ほんの少し「次、どうするか?」と考えるクセをつけるだけで、きっとあなたのゴルフも、もっと深く、もっと面白くなるはずですよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました